製造工程

収穫までの7ステップ

コーヒー苗木の植えつけから出荷まで、豊富な経験と知識がある農民たちが誇りをもって作業しています。
根底には自然を尊重し、寄り添う気持ちがあります。
1. 生苗作り
大きな苗床に手植えで種をまきます。元気な苗木に育ったら、火山灰土壌の肥沃な大地に植えつけます。雨季に植栽するので土が湿ったまま、根をしっかりと張ることができます。一連の作業はもちろん手作業です。
2. 収穫作業
苗木がコーヒーチェリーをつけるのに約3~4年かかります。大切に育てたコーヒーの木から、完熟したコーヒーチェリーのみを経験豊かな農民がひと粒ひと粒ていねいに手で摘み採ります。手作業にこだわるのは、完熟したコーヒーチェリーに完全な栄養素が含まれているからです。
3. 加工工程
収穫されたコーヒーチェリーは、実の腐敗が始まる前にすばやく加工します。果肉除去機にかけられ、私たちが豆と呼ぶ種は水路を通過しながら重量ごとに選別され、発酵タンクに移動します。発酵が終わると自然水できれいに洗われ、乾燥工程へと移ります。
4. 天日干し
乾燥は天日干し。太陽光をさんさんと浴びながらゆっくり乾燥していきます。自然光は加工後に残った水分や不純物を取り除きます。この自然のしくみにより、二酸化炭素を排出することなく最高品質のコーヒーが誕生します。
5. 品質検査
乾燥したコーヒー豆は色むらなどの欠陥を人の目で確認します。不具合のある豆は手作業で取り除かれ、最高品質のコーヒー豆だけが残ります。
6. テイスティング
製品となるコーヒー豆は品質・味や香りのテストがくり返されます。全体的な見た目の美しさ・焙煎具合・粉砕の均一さなど、クリアした豆のみがお湯で抽出され、最後にコーヒーの味と香りのチェックへとたどり着きます。
7. 出荷準備
品質検査をクリアしたコーヒー豆はアメリカへ輸出されます。輸送中に劣化・損傷しないよう、細心の注意をはらいながら出荷準備をします。

生産までの7ステップ

アメリカに到着した原料が最高品質のコーヒーにできあがるまでをご紹介しましょう。
7段階の独自の生産プロセスに誇りをもっています。
1. 焙煎
焙煎作業はコーヒー豆の味と香りを引きだす大切な工程です。微妙な温度コントロールと焙煎具合のタイミングがとても重要です。茶色になり始めると豆の中に閉じ込められていた香ばしい油分が表面にでてきます。焙煎後、冷風または水で冷却されます。
2. グラインド(豆挽作業)
コーヒー豆の味と香りをそこなわないよう、細心の注意をはらい豆を挽きます。品質管理モニターつきのグラインダーで豆は挽かれ、細かい粉末になります。
3. 抽出
コーヒーの粉末にお湯を注ぎ、脂肪・酸・植物繊維等全成分を抽出します。OneMile独自の抽出方法により、バランスのとれたおいしいコーヒー抽出物ができあがります。もちろん豊かな香りも逃しません。
4. スプレードライ
巨大な円筒形のヒートタワーの上部からコーヒー抽出物を噴霧します。噴霧された液滴は底に達するまでに熱風で乾燥し微粉末になります。その微粉末を均一な顆粒状にします。従来のフリーズドライ製法とちがい、OneMileのスプレードライ製法は現在市場にでているコーヒーの中で最も細かい粉末となります。お湯にも水にもさっと溶けるのはスプレードライ方式だからです。
5. ブレンド(調合)
アラビカ種100%のコーヒー微粉末にグリーンコーヒーエキストラクトを加えていきます。グリーンコーヒーに含まれる豊富な栄養素が味に影響することなく、絶妙な配合でブレンドされます。「飲めば飲むほど健やかに」はこの工程で誕生します。
6. 包装
アメリカから日本に輸入された調合済のコーヒー豆微粉末は、国内の温度管理されたクリーンルームで余分な空気にふれないよう、迅速に計測・個包装します。
7. 保管
できあがった製品はお客さまにお届けするまで温度管理された倉庫で保管します。これにより鮮度・味・香りが確実に維持されます。